
1月13日、14日は大学入試センター試験でしたね!
私も10数年前のこの日、センター試験を受けに朝早く起き、会場までのバスに乗った事を今でも覚えています。
残念ながらセンターであまり点が取れず、第一志望校にはいけませんでしたが。。
ただ今の私があるのもあの時のセンター試験の結果で進んだ大学で学んだからこそ。
点数が取れなかったことに悔いは残るものの、進路には後悔はありません。
そんな人生を左右するセンター試験。
そんな大事な試験になんと、あの人気アニメーション「ムーミン」に関する問いが出題されたようなんです!
え?
センターにムーミン??
どういうこと???
って流行に乗り遅れるオジサンにはにわかに信じ固い話題なのですが、ほんとのようなのです。
一体センター試験にどのようにムーミンが登場したのか?
そしてその答えは正解なの?誤答なのでは?
と話題になっているようなのですが果たして。。
という事で今回は、センター試験にムーミンが登場?した件についてご紹介します。
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センター試験(地理B)に登場したムーミン問題とは?
さて、話題となっているムーミン問題なのですが、出題されたのは1月13日土曜日のセンター試験1日目の地理Bでの事。
問題は、
「フィンランドとノルウェーのアニメーションと言語について」
問うたもので、そのうちフィンランドに関する正しい組合せを選ぶものでした。
実際の問題文を下記に示します。
問題文のとおり、
左側タ「ムーミン」とチ「小さなバイキングビッケ」と右側A、Bから、フィンランドの組合せ
を選ぶものになっています。
解説などからは正答はタ―Bの②だそうなのですが、果してこれが正答なのか話題になっているとのこと。
問題はムーミンの物語舞台がフィンランドとなっているのですが、
「ムーミンはムーミン谷が舞台だろ!」
「作者がフィンランドってだけだろ!」
という声が殺到しているようなのです。
しかも中には、
「マジでさ、なんでお前を知らないか知ってるかの問題を解かんといけないんだ??」
「センターに出てこないで!ムーミンに人生狂わされました許しません」
という声もあります。
ムーミンに人生を狂わされるなんて、、、。
のほほんとしているムーミンには予想も出来ないとばっちりではないでしょうか?
しかしまあなんとも、アニメのことまでセンターに出るとは!
私が学生だった頃からはあまり想像出来ません。。。
時代は変わるものですね。
しかも10数年前の私でさえ、リアルタイムでムーミンを見た記憶があまりないので、現在の若者達がムーミンをしっかり分かっているとは思いません。
センターで初めて見た!!
という学生ももしかしたらいるかもしれませんね。
こんな問題まで出るなんて、センターってやはり難しいのか。。。
ですが、問題の解説を読むと、しっかり勉強している学生にとってはそこまで難しい問題でもなさそうなのです!
中には良問という声もあります。
果してこの問題は正答なのかどうなのか?
私なりに検証します!
ムーミン問題は正解?誤答?どっちが正しいのか?
さて、設問をみると、
「フィンランドに関するアニメーションと言語の正しい組合せを選べ」
とあります。
分割すると答えの一つは、
「フィンランドに関するアニメーションを選べ」
と読むことが出来ます。
先ほど書いた通り、ムーミンの作者はトーベ・ヤンソンさんというフィンランド出身の方。
それを考えると、
ムーミンはフィンランド出身が描いた、フィンランドに関するアニメーション
と言えることが出来ます。
その事でムーミンがフィンランドに関するアニメーションという枠組みで考えると正答であると言えますね。
しかーし、それはムーミンの作者がフィンランド出身という事を知らない人からしたら難しい問題です。
特に現代の若者がムーミンを当然に知っているとは到底思えません。
それを考えると確かに上記のように
「ムーミンに人生を左右された!」
と意見する人が出そうな感じがします。
しかし、これはムーミンを中心に設問を解くと考えた場合です。
あと一つのアニメーション「小さなバイキングビッケ」
私は内容知りませんが、タイトル通りバイキングのビッケの話なのでしょう。
センターに向けて勉強した学生なら、例え「ムーミン」を知らなくても「バイキング」がフィンランドよりもノルウェー関連ということが分かるはずです。
このことから、例えムーミンを知らなくても、消去法でムーミン=フィンランドに関するアニメーションだと選択できる訳です。
そしてその次は言語の問題ですが、当ブログで取り扱うテーマは、ムーミン問題ですので、言語問題については割愛します。
ということで、正しく地理を勉強している学生であれば、
ムーミンは果たしてフィンランドなのか?
という不確定要素を考えることなく、
バイキングだからフィンランドというよりはノルウェーだろ!
という考えで正答肢を選択することが出来ると思います。
逆にムーミンを知っている人の方が迷う問題かもしれませんね(^^;)
ところが!!
私はこの問題は
間違っている!不適切問題で正解はない!!
と考えています。
ですので、この問題は不適切問題ということで、
全員正解!
という取り扱いで良いと思います。
次にその理由を紹介します。
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ムーミン問題が不適切(=正解なし問題)問題の理由は?
私がこの問題を不適切問題と考える理由。
それは、問題文にはっきり書かれております。
改めて問題文を見てみましょう。
気づきましたか?
そう問題文にははっきりと
「フィンランドを舞台にしたアニメーション」
と書かれているのです。
こうもはっきりとです!
調べてみたら分かりますが、
ムーミン作品の舞台はあくまでもムーミン谷でフィンランドという記載はどこにもない
とうことです。
ムーミン公式サイトでもこの事について言及をさけています。
このことから、問題文が示しているような、
ムーミン作品がフィンランドを舞台としているという明確な証拠
は無いのです。
しかしながら、正答ではムーミンがフィンランド舞台として選択されるのです。
これは合理的な設問&選択肢がない問題=不適切問題と言わざるを得ないでしょう。
もしも、
ムーミンはムーミン谷が舞台で、フィンランドが舞台という記載はどこにもない!!
という事を知っているムーミン大好き学生がいたら、この答えは誤りになってしまうでしょう。
それを裏付ける資料がないというのですから。。
しかもしかも以下のようなツイートも見受けられます。
もし、原作者の国籍を問題にしていたのだとするなら、一方の「Vicke Viking」はスウェーデン人の原作だからビッケもノルウェーが舞台ではない。しかもスウェーデンにもバイキングはいたから、普通に考えればビッケの舞台はスウェーデンでフィンランドでもノルウェーでもない。
— A_infini (@A_infini) 2018年1月13日
これが本当だとしたら、バイキングビッケも同様にノルウェーを舞台(関連)とするアニメーションではないこととなり、この設問には答えがない、いわゆる不適切問題となってしまいます。
ということで、不確定要素がある中、ムーミンがフィンランドが舞台という事を裏付ける証拠がない時点で、これは不適切問題と言わざるを得ません。
設問で明らかに
「フィンランドを舞台にしたアニメーションを選ぶ」
と言っている訳ですから、
これが正確でないならば正答が無い
と言わざるを得ないでしょう。
という事で、今回の地理Bムーミン問題は不適切問題で全員に配点される問題になる!と個人的に思います。
まとめ&ムーミンに舞台地を直撃した4コマ漫画が面白い!
ということで、まさかのムーミン舞台地問題がセンター試験に出たことを取り上げましたが、結局は
- 当該問題は不適切問題!
- 全員に配点されるべき!
というのが私の考えです。
ところで今回の騒動をムーミンに問いかけた漫画がシュール!という事で話題になっているようです。
以下に紹介します!
ムーミン好きだからつい作ってしまった…… pic.twitter.com/f2SlGx8Q4e
— 浅川りか/Rika@書籍イラスト (@Rikarikari_a) 2018年1月13日
うはー何ともシュールで面白いですね!!
アップのムーミン顔画像が可哀想だし、むしろ怖い。。
そして最後の
「それ以上は聞いちゃいけないところ」
というのがミソですね!
まさに今回の騒動の確信を付いている言葉だと思います。
原作アニメが舞台の国をを明らかにしていない以上、そこに明確な正答は無いのです。
というか、
ムーミンの舞台はムーミン谷というのが唯一の答え
な訳で。。
天下のセンター試験さんも誤ってしまった!
というところでしょうか。
まあ誤答や不適切問題は毎年何かしらあるでしょうから。
今回はまさかのムーミンがとばっちりを食らってしまったということですね(^^;)
ご存じの通り出身大学は人生を左右する一種のステータスですから。
それを順位づけるセンター試験も不平等が無いように対応しないといけないですね!
当問題の今後の展開に注目です!
以上メッシーでした!!
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